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世界で最も古い言語とは?言葉が築く国際的なつながり

—言葉のルーツをたどる—

「世界で最も古い言語は何ですか?」
この問いに答えるのはとても難しいです。
なぜなら“最古”をどう定義するかで答えがまったく変わるからです。

•記録に残る最古の言語:シュメール語、エジプト語など(ただし、今は使われていません)
•今も話されている古代語:タミル語、ギリシャ語、ヘブライ語など
•現代に深い影響を与えた言語:サンスクリット語 など

このように最古といってもいろいろな正解が考えられますが、一体どれが“最も古い”のでしょうか?

「今も話されている」古代の10言語

今回は「現代でも使われている」ことを前提に歴史の深い言語を10言語紹介します。

1. タミル語

(今日は良い天気です。以下同) 

紀元前500年の碑文が現存しています。インド南部・スリランカを中心に7,000万人以上が使用しています。

2. サンスクリット語



「すべての言語の母」とも呼ばれ、ヒンディー語やベンガル語などに大きな影響を与えました。

3. ギリシャ語



ホメロスの叙事詩から現代哲学まで、3,400年以上の歴史を持つ生きた言語です。

4. ヘブライ語



かつては宗教儀式でしか使われていなかったですが、現在はイスラエルの公用語として復活しました。

5. 中国語(古典中国語)



文字体系もほぼ変わらず3,000年以上にわたり東アジア文化に影響を与えてきました。

6. アラビア語



イスラム教聖典である「クルアーン」の言語であり、イスラム世界の中核を担う存在です。

7. ペルシャ語(ファルシ)



古代から芸術と文学を彩ってきた優雅な言語です。

8. アラム語



イエス・キリストが話していたとされ、現在も一部のコミュニティで使われています。

9. バスク語



周囲言語のどの言語にも似ていない謎の言語です。ローマ時代以前から存在すると言われています。

10. エジプト語(コプト語)



ヒエログリフから発展し、現在は宗教的文脈で使用されています。

 

こうした言語がこれからも次世代に受け継がれていくと考えると、その価値と可能性に改めて気づかされます。

あなたの言葉が世界を動かす

今回は最古の言語とそのルーツについて紹介しました。

古代文明が石に意味を刻んだその瞬間から、今日のデジタルコミュニケーションに至るまで、「言葉」は常に私たちをつなぐ「橋」となっています。

ビジネスにおいては「適切な言語」でコミュニケーションを取ることが成功のカギとなります。

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