コラム詳細

日本の嫌いなところは?

皆様こんにちは、営業部の上杉です。
本日は少し変わった視点でのコラムを書きたいと思います。

皆様はよくテレビで、
海外の方々に「日本の好きなところはどんなところですか?」と
インタビューしている番組をご覧になりませんか?

私はあの手の番組があまり好きではありません。
あたかも日本が海外から観て誇らしい国であるかのように
作っている感じがして、観ていて疲れます。

「本当は嫌いな部分もあるけれども、
 好きな部分を言っておいてやるか」と思われているのではないか?と思うと
とても恥ずかしいですし、
大変申し訳なくも思います。※気にしすぎかもしれませんが…

日本の嫌いな部分を、インタビューしていた番組

そんなことをずっと思っていたある日、
ある関西ローカルのバラエティ番組で面白いコーナーがありました。

海外の方々に
「日本の嫌いなところはありますか?」と街頭インタビューするコーナーでした。

このタイトルを観た瞬間にとても興奮したことを覚えております。

早速、結論を申しますと、
上がったお声は以下の2点だったかと記憶しております。
「日本はとても住みやすく、とても良いところだと思っている。」
「強いて言うなら、働きすぎだと思う。事あるごとに仕事のことばかり考えている気がする。」

ある海外の女性が、ご自分のエピソードでこんな話をされていました。
「日本人男性とお付き合いをしていた時のこと。
 自分としてはせっかく交際スタートしたのだから、
 色々な場所へ遊びに出かけたりしたかったのだが、
 忙しくてなかなか遊びに行けないし、休みも取れない。
 交際しているのにとても残念だった。」とお話されておりました。

私はその番組を観ていて、勉強になったというか、
久しぶりにとても興味を惹く番組だなと感心しておりました。
また、「海外の労働時間と比べても、日本人は働きすぎている」と
よく耳にはしていましたが、今でもそうなのか…?と考えさせられる番組でした。

働きすぎの方々に支えられている?

個人的な意見としては、働きすぎはいけないかもしれませんが、
一生懸命働いて下さっている方のお陰で今の日本があることは事実だと思っています。
※社会人であるにも関わらず、他人事のような論調ですが…

国際労働機関(ILO)が出している、就労人口ランキングでは、
日本は約6500万人の8位です。
にも関わらず、世界GDPランキングでは、
アメリカ・中国に次いで3位です。
単純にこの2つだけで日本人が働きまくっているとは言えないかもしれませんが、
ただ、今の日本を支えているのは、
「働きすぎ」な方々のお陰かもしれません。

しかし、そんな中でも、
厚生労働省が出している
報告書(https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/karoushi/16/dl/16-1-1.pdf)では、
勤務問題が原因の一つとして自殺されている方が年間2000人以上いらっしゃるのも事実です。

この数字を多いと見るか、少ないと見るかは人それぞれですが、
皆様はいかがでしょうか?

とにかく「働き方改革」と言われている今の状況で、
このバラエティ番組のことを思い出しましたので、
コラムを書かせて頂きました。